日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
2019年2月
新聞記事『税理士立ち会い費補償』 2019.02.24
すこし前ですが、ある月曜日の朝、いつもどおり新聞を見てみると『税理士立ち会い費補償』の記事。あるクラウド会計ソフト会社が保険会社と組み、税務調査を受けた個人事業主に税理士の立ち会い費用を補償するサービスを始めるとのこと。特にふだん顧問契約を結んでいない場合は高額になるためとかで、つまりこれは日頃税理士関与を前提としていないとも考えられ、毎月または何ヶ月ごとお客様へ訪問させていただくことを基本としている税理士にとっては、いろんなビジネスモデルを開発するものだと感心させられます。
わたしは将棋観戦が好きで、日曜日のNHK杯トーナメントをよく観戦します。先週は27年ぶりに無冠になってしまった羽生善治九段が若手タイトルホルダーを負かしたところは見ごたえがありましたが、10年ぐらい前、まさかAIの将棋ソフトが現役名人に勝利するとは思いもよりませんでした。前にも話しましたが、AIロボットによる税理士の代替可能確率は92.5%(野村総合研究所 調査)。こちらは今後どんなビジネスモデルが出現してもいいようある程度覚悟して、まずは現在ある確定申告をこなしていこうと思う今日このごろです。
黒門市場の鮪 2019.02.21
今日は朝から法人の決算準備で大阪へ。毎年この時期にTKCの税効果会計システム「eTaxEffect」、連結納税システム「eConsoliTax」について新年度のフォーローアップを行います。システム自身の機能が向上している部分、所得拡大促進税制の改正などによる変更箇所を確認し、これで4月決算明けから早速対応できそうです。
昼食はすこし歩いて黒門市場でいろんな鮪をあつかっている『まぐろや黒銀』で。「ほんまもんの鮪」が売りのこの店も、それから市場の通りも、とにかくアジアからの観光客が多い。われわれ日本人は明らかに少数派になってしまい、彼らの迫力に圧倒されてしまいました。注文した「大トロ丼」は盛られた大トロが大きすぎてご飯が見えないほどですが、お昼間から新鮮でおいしい鮪をいただき、ほんのすこし贅沢ができました。
堅田の地ビールとギネススタウト 2019.02.11
先週夕方、ガイドブックにあった堅田のクラフトビールのマイクロブルワリー(小規模醸造所)へ寄ってみました。車で移動中でしたので、もちろんストックのあった3種類を持ち帰りで。ここ『近江麦酒(ばくしゅ)』は地産地消で滋賀県産の食材を中心に使用しており、近江米「みずかがみ」や滋賀県産ジャンボレモンなど使用されているとのこと。週末自宅で飲んでみると、果物を使用しているものは程よくフルーツの風味が残り、すこし「パナシェ」にちかい味わいがあります。店内はビアカフェも営業(不定期)されていて、すでに何人かお客さんがおられました。
市販のビールでいうと、わたしはアイリッシュパブの雰囲気が好きなので、行ったときはまずギネスの生ビールを注文します。アイリッシュパブは(飲み物を受け取ったらその場で精算する)キャッシュ・オン・デリバリーで気軽に飲めるところがいい。それから、たいてい外国人の常連客が居るので、日本に居ながら旅行気分にもひたれます。もうだいぶ前になりますが、アイルランドへ旅行した先々で飲んだギネスの生ビールは本当にクリーミーでおいしかった。そのあと、あの味は日本では味わったことはなく、現地にしかない味だと実感しています。
『ビートルズの記録映画製作』 2019.02.04
上映中のクイーンボーカリストの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が話題になっています。また、新聞では「ビートルズの新たな記録映画を製作。1970年に発売された名盤『レット・イット・ビー』(写真上)のアルバム制作過程に焦点を当てた内容で、ロンドン市内のスタジオなどで撮影された計55時間に及ぶ未公開映像を基に編成。」の記事がありました。わたしはイギリス出身のロックバンド、ビートルズが好きですが、リアルタイムで記憶があるのはメンバーのソロ活動から。その頃ジョン・レノンは亡くなり、ポール・マッカートニーひとり活躍している状態でした。こちらの映画は、メンバー本人たちが登場するので、公開されたら観る価値ありかなと思います。
記事のなかで、アルバム『レット・イット・ビー』を「名盤」と紹介されています。確かに名曲が収録された「名盤」ですが、同時期ビートルズの「名盤」といえば『アビイ・ロード』(1969年発売:写真下)の方でしょう。特にレコードB面に相当する後半の短い曲をつなぎ合わせたメドレーは素晴らしく、複数の曲を連続して聞くアルバムの良さが発揮されています。このメドレーの半分以上はポール・マッカートニーの作品で、ビートルズ解散直前は彼がグループのイニシアティブをとっていたのがよくわかります。