税理士ブログ Blog

日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。

2021年10月

小規模企業共済、年払い掛金の振替日の確認を 2021.10.25

10月に入ってから個人納税者の方には、各保険会社から「令和3年分 生命保険料控除証明書」、「令和3年分 地震保険料控除証明書」が届いていると思います。これらは保険料を支払ったことを証明する書類で、年末調整や確定申告の計算で必要なものですので、それまで保管をお願いします。(紛失した場合でも、インターネット手続き(24時間)による再発行やパソコン端末による控除証明書の電子データ受取りなどあります)

また、小規模企業共済に加入されていて、年払い掛金(12回分)で銀行振替を選択された方は、口座振替日はこれから12月かけてが多いと思います。その場合は口座振替日のだいたい10日前に、小規模企業共済掛金請求の通知書として「口座振替予定のお知らせ」が届きますので、記載されている ① 振替口座の情報(屋号付き口座名の使用は不可、個人名のみの口座が使用されています) ② 請求金額 ③ 振替日 をよくご確認ください。(生命保険料控除証明書に相当する小規模企業掛金共済の「掛金払込証明書」も送付されます)

年払い掛金の振替ができなかった場合、未納分は翌年(令和4年)に一時的に毎月納付となり、加えて年払い納付がありますので2年分の掛金が控除対象になります。小規模企業共済制度は、国の機関である中小機構が小規模事業の事業主や経営者を支援するための制度。支払った掛金は全額所得控除(一括年払いで84万円まで可能)でき、共済金を将来の退職・廃業時に一括で受け取った場合、退職所得として取り扱われる等のメリットがあり、個人事業主や中小経営者には税務上有利な制度です。こちらの新規加入(令和3年分 確定申告で控除)の手続きは今年12月上旬まで可能になっています。

フィンランド「フィンレイソン展」 2021.10.18

どこか週末に行けるおもしろい美術館・博物館を探したところ、北欧のテキスタイルの展示会「フィンレイソン展」が、109日から京都文化博物館で開催されているというので行ってきました。フィンレイソンとは1820年に設立されたフィンランド最古のテキスタイル会社。日本ではそれほど知られていませんが、フィンランドの家庭では寝具や服地などによく使われてきました。展示室では設立から現在まで、時代ごと作家ごとに変遷するデザインを原画とテキスタイルと見比べながら楽しむことができるようになっています。IMG_0186IMG_0199

写真(左)は1970年代に人気を博したデザインで、カラフルで幾何学的なパターンがあしらわれています。これは日照時間が極端に短く家に引きこもりがちになってしまう冬の北欧でも、見る人の生活に楽しみを与えるよう、このようなデザインが好まれるそうです。写真(右)は、フィンランド全土から回収された古いシーツをリユースして作られたカーペット。現在はリサイクルなど地球環境に配慮したSDG’s(持続可能な開発目標)にも重点をおいているとのことで、このあたりも北欧らしいところです。IMG_0191IMG_0720

帰りはすでに日没をかなり過ぎていましたので、展示会が開催されていた京都文化博物館 本館の隣り、古い赤煉瓦造りの別館がライトアップされ、京都の街並によく映えていました。この別館の建物は1906年の竣工で、1965年までは日本銀行京都支店として使用、現在は国の重要文化財に指定されています。IMG_0730IMG_0205

経産省、「月次支援金」を10月売上分まで延長へ 2021.10.11

経済産業省は101日、ことし4月以降の緊急事態宣言・まん延防止等対象措置の実施にともない、その影響で月間売上が2019年または2020年の同じ月に比べて50%以上減少した一定の要件を満たす中小・小規模事業者に支給される「月次支援金」(法人 月20万円、個人事業者 月10万円)について、売上対象月を10月分まで延長すると発表しました。

これは宣言解除後も飲食店に対する時短営業等の要請があるためで、制度の詳細は決定しだい経産省のホームページに記載されますが、申請期間は現在8月分「月次支援金」の申請期間は202191日~1031日、9月分「月次支援金」の申請期間は2021101日~1130日ですので、10月分は翌月の11月からスタートすると思われます。

また前々回でも紹介しましたが、「滋賀県事業継続支援金(第3期)」についても第12期に引き続き創設され、910月分売上を基準月として、感染により影響を受けている県内中小企業者・個人事業者に対して支援金(中小企業等 20万円、個人事業主 10万円)を支給します。こちらの受付期間は11月上旬から1か月になっていて、国の「月次支援金」を受けた事業者は「滋賀県事業継続支援金」も申請しだい受給でき、また第12期との重複受給も可能です。

湖南アルプスで登山 2021.10.04

週末は天気も快晴、それに宣言解除後でもあったので、滋賀県南部の「湖南アルプス」へ登山に。草津市から途中栗東市に入りJRAのトレセン横を抜けると、彼岸花やススキなどの秋らしい風景とは対照的に、土砂を運ぶ大型のダンプカーが多かった。近くに採石場があるのでしょうが、他府県ナンバーも含めて多くの車輛が走っていました。その後、金勝山(604m)山頂近くにある古刹 金勝寺(栗東市荒張)までバスで行き、そこからは徒歩で本格的な登山に。「湖南アルプス」は花崗岩の岩塊群で独特の景観(写真「重ね岩」)を作り出し、ここ山頂からは琵琶湖やむこうの比良山系まで見渡せる素晴らしい眺望(写真)が広がっています。IMG_0586IMG_0638

登山を始めて約1時間半、最後は道なき道のシダの生い茂った岩場をトレッキングすると、ようやく目的地の狛坂廃寺跡の開けた場所に到着。現在、新名神高速道路の金勝山トンネルがほぼ真下を通り、遠くに車の騒音が聞こえたりしますが、そこは平安時代の寺の隆盛時に造られた狛坂磨崖仏(写真)があることで有名で、白洲正子もエッセイ「かくれ里」で『聞きしに優る傑作』と書いています。わたしがここに来るのは2度目になりますが、高さ7m・幅約4mの花崗岩の巨石に大陸系の顔立ちの磨崖仏が刻まれている姿はやはり迫力があります。行きかえりには登山やサイクリングの楽しむ人にも出会え、このまま感染が収束してくれればと思いました。IMG_0176IMG_0175