日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
2020年1月
『滋賀の鍋「じゅんじゅん」』 2020.01.27
週末は日経新聞夕刊「食紀行」で紹介されていた「じゅんじゅん」という滋賀県の鍋料理を食べに、近江八幡駅ちかく「ひさご寿し 本店」へ行ってきました。「じゅんじゅん」は煮込む時の音からこう呼ばれ、醤油ベースに砂糖で甘辛く味付けする鍋料理のこと。この店では地元の近江牛や琵琶湖産の魚など、いろいろな具材でこの鍋料理を出してくれ、わたしは琵琶湖産のヒウオ(氷魚)でいただくことにしました。ヒウオは鮎の稚魚で、秋から冬にかけて琵琶湖でとれる3~4センチの半透明のもの。鍋に入れるとシラスのように白くなり、鍋全体にヒウオのうま味が溶け出し独特の味わいがあります。
このほか琵琶湖で採れる湖魚を素材にした料理もいろいろあり、写真は琵琶湖に住む固有種のビワマスの箱寿し。淡水魚のビワマスを特有のクセが消えるよう調理して、魚の持ち味のうまみが活かされています。
「被相続人居住者用家屋等確認書」 2020.01.20
昨年4月1日以後の譲渡から、被相続人が生前老人ホームに入居していても、適用対象にするよう要件が緩和された「空き家の譲渡特例」。相続した空き家を譲渡した際に譲渡所得を3000万円控除できるもので、特例を受けるためには確定申告書に「譲渡所得の内訳書」等のほか、「被相続人居住者用家屋等確認書」の添付が必要です。
この「被相続人居住者用家屋等確認書」を交付してもらう場所は、亡くなった被相続人が住んでいた不動産がある市区町村です。特例を受けるため申告書の提出先である所轄税務署の前に、市区町村の発行窓口(都市計画局の空き家対策担当など)へ行き、「被相続人居住者用家屋等確認書」を交付のため、「被相続人居住者用家屋等確認申請書」を添付書類とともに提出します。申請書等の提出は郵送でも可能ですが、窓口へ足を運んで直接担当者と話しした方が無難です。その後の書類の内容変更や追加資料は郵送で対応できます。
わたしの申請時に対応した担当者の話しでは、ことしに入って申請件数が増えているとのことですが、申請書に添付書類が揃ってさえいれば約1週間で「被相続人居住者用家屋等確認書」を発行するとのこと。また、今回の確定申告から適用される被相続人が生前老人ホームに入居していたケースでは、老人ホーム入所時の契約書等や(ケアマネージャーが作成する)介護サービス計画書などのコピーの添付が求められました。もし保管されていない場合、老人ホームよりコピーなど入手するなど依頼しなければいけません。
ズブロッカと蝦夷鹿肉 2020.01.13
先週、昨年お知り合いになった木下和也さんがオーナーシェフをしている『Bar Francais 和』ヘ。ここは、Barといってもコースを中心としたカジュアル・フレンチを手軽な値段で出すところ。オーナーは神戸のホテルオークラでのフレンチの修行などを経て、2019年2月にこの店を南草津にオープンされました。わたしはこの日、もともと好きだったウォッカの中でも、「ズブロッカ」を飲みながらオーナーの料理を楽しむことに。「ズブロッカ」とは、ポーランドで採れるバイソングラスという草の茎を漬け込んだウォッカ。ほんのすこし柔らかな香りがして、通常のウォッカより飲みやすい。オーナーは「ズブロッカ」をいつもフリーザーに入れていますが、ウォッカは融点が低いため凍ることはありません。すこしドロッとした舌触りでアルコール度の高さも感じず、ちびちび飲むのにはちょうど良いやり方です。
写真はコース料理の中で、メインの「蝦夷鹿のロースト 冬野菜のサラダ添え」。最近はジビエ料理がちょっとしたブームですが、なかなか手に入りにくい北海道の鹿肉を、その本来持っている旨みを生かす焼き方をされ、野菜も含めてうまく盛り付けされています。まだ、お若いオーナーですが、今後も自身で工夫された料理を提供され、いい店になっていけばと思いました。
謹賀新年 2020.01.03
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
元旦は初詣に京都の貴船神社へ行ってきました。ここは京都の叡山電鉄鞍馬線の貴船口駅から貴船川に沿いに、上流へ徒歩約30分にある「京都の奥座敷」と呼ばれているところ。夏は市街地と比較して温度が低く、川沿いに川床が並ぶ光景はよくテレビのニュースでも出てきます。写真は本宮に続く表参道の光景で、みどりの木々に春日灯篭の赤色が良く映えていました。本宮の境内には樹齢400年樹高30メートルの桂の木があり、いくつもの枝が天に向って伸びている姿で運気発祥(開運)の信仰が篤いとのこと。
参拝が終わると山門ちかくにある『そばや 傳兵衛』へ。このあたりは貴船の懐石料理を出すいわゆる高級店もありますが、ここはリーズナブルに手打ちそばをいただけるので、手軽に食事をしたい方にはお勧めです。それから、この店でも夏は川床を出すそうで、気楽に川床での食事も楽しむことができます。