日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
京のお茶漬け 2019.03.25
先週お彼岸の中日に京都へお墓参りをしたあと、昼食で「丸太町 十二段家」へ行ってきました。ここは、御所のちかく、烏丸丸太町の交差点から徒歩1分のところにある「お茶漬け」と出す店いうことですが、店員さんの説明では、ここでいう「お茶漬け」とは、京言葉で身近な人にふるまう簡単な食事のことをいうそうです。
開店の11時半のすこし前に行くと、もう何人か来店の方が並んでおられます。外の町屋造りの店構えといい、なかの板間の上の座布団に丸いちゃぶ台のスタイルといい、京都らしい佇まいです。そして出された「お茶漬け」のコースですが、刺身、魚のたたきの和え物、出し巻、赤だし、漬物盛り合わせにご飯と「簡単な食事」どころか、質量ともに十分に堪能できるものばかり。しばらくして、季節の一品として若筍、蕗(ふき)、わかめと湯葉を炊いたものまで出て、ここまでくると完食するのがたいへんでした。わたしにとっては店員さんの京言葉でする丁寧すぎるぐらいの接客や文化人とおぼしきお客さんたちを見ると、いかにも昔からある京都の店だと感じました。食べ終えて店を出ることには、もうお客さんが店の外まで並んでおられました。