日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
『火花』読みました。 2015.08.31
第153回芥川賞を受賞された又吉直樹さんの『火花』を読んでみました。私は芥川賞の候補作になるような新作文学を読むことはないですが、関与先の方からお借りすることができ、最新の話題作を読んでみることにしました。
これから読む方もいるかもしれませんので、内容の詳細は触れませんが、楽しめる作品になっております。登場人物の主人公と先輩芸人の二人が小説の内容をほとんどを占めていて、この両者のやりとり(特にお笑いを介した精神的な葛藤の部分)が綴られています。
又吉さんの漫才は見たことはないですが、漫才の構成のために考えたであろうネタも随所に挿入されており、なかには漫才では受けなかったであろうネタ(たとえば、エンディングなど)なんかもあったりします。この『火花』が早速に映像化されるそうで、その話題性からヒットするでしょうが、登場人物の内面を映像として表現するのは、少々むずかしいような気がしました。