日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
「IT導入補助金2022」、交付申請の募集回を追加 2022.06.06
3月末に申請受付が開始された「IT導入補助金2022」、交付申請の募集回の追加が公表されています。具体的には、「A・B類型」が3次(交付申請締切:7月11日(月))、4次(8月8月(月))、「デジタル化基盤導入類型」が5次(交付申請締切:6月27日(月))、6次(7月11日(月))、7次(7月25日(月))、8次(8月8日(月))となっていて、交付決定日(予定)は交付申請締切日のそれぞれ1か月後です。
とくに、「IT導入補助金2022」の中で新たに創設された「デジタル化基盤導入類型」は、令和5年10月に導入される消費税インボイス制度への対応を見据え、事業者のデジタル化を推進する目的で最大350万円(補助率 2/3)を補助しようとするもの。また、会計ソフトを購入する場合には、パソコン・タブレット・プリンター・レジなどのハードウェア(単体申請不可)の導入費用も追加で対象になります。
前年分(2021年)のIT導入補助金ついては、一般に採択率は50%程度と言われていて、実際に補助金を受取られる事業者の方も出てきています。「IT導入補助金2022」では、交付申請の内容に不備があった場合、国(事務局)から申請者に直接通知され、不備を訂正したうえ再提出を行います。また、不採択の場合でも、その後の募集回で申請内容を変更し再申請もできますので、募集回の追加は採択される可能性を広げることになると思われます。