日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
狛坂磨崖仏を観る 2015.05.05
滋賀県には興味深い史跡や寺院が多くあります。その中でも書籍などでいつか行ってみたいと思ってたものに、栗東市荒張地区にある狛坂磨崖仏かあります。栗東市荒張地区は仕事で行きますが、この磨崖仏(自然の岩壁に彫られた石像のこと)のある場所は、荒張地区でもかなりの山間部にあり、なかなか行く機会がありませんでした。今日はこの連休を利用してようやく拝見する機会となりました。
草津市国道1号線から道の駅こんぜの里りっとうまで車で約30分。この辺までいくとさすがに民家は少なく、今は田植えの前で、このように棚田の風景にも出会えます。
道の駅からさらに道幅が狭い林道(金勝寺経由)を行けるだけ行くこと約20分。行き止まりの駐車場(馬頭観音堂前)に車を止め、ハイキングコースを歩きます。歩き出した時刻が午前8時ごろだったため、行きはだれともすれ違うことはありませんでした。途中からは傾斜のある岩場を下ったりして多少体力がいりましたが、午前8時半ごろ無事狛坂磨崖仏と対面です。やはり朝早いのかだれもいませんが、一人で鑑賞できぜいたくな気分です。磨崖仏は写真で見るより岩の色が赤く、表情も丸みを帯びて、やはり大陸系の雰囲気がします。(白鳳期の作との説もあります)私たちは文明の力で簡単にたどり着けますが、当時の人たちはこのような山奥に、こんな石仏を創るという発想は、よほどの信仰心の表れだと感じました。