日々、税理士業務を行うにあたって、経験したこと、感じたことを関与先の守秘義務を順守しつつ、わかりやすく文章にしていきたいと思いますので、お付き合いください。
湖南アルプスで登山 2021.10.04
週末は天気も快晴、それに宣言解除後でもあったので、滋賀県南部の「湖南アルプス」へ登山に。草津市から途中栗東市に入りJRAのトレセン横を抜けると、彼岸花やススキなどの秋らしい風景とは対照的に、土砂を運ぶ大型のダンプカーが多かった。近くに採石場があるのでしょうが、他府県ナンバーも含めて多くの車輛が走っていました。その後、金勝山(604m)山頂近くにある古刹 金勝寺(栗東市荒張)までバスで行き、そこからは徒歩で本格的な登山に。「湖南アルプス」は花崗岩の岩塊群で独特の景観(写真「重ね岩」)を作り出し、ここ山頂からは琵琶湖やむこうの比良山系まで見渡せる素晴らしい眺望(写真)が広がっています。
登山を始めて約1時間半、最後は道なき道のシダの生い茂った岩場をトレッキングすると、ようやく目的地の狛坂廃寺跡の開けた場所に到着。現在、新名神高速道路の金勝山トンネルがほぼ真下を通り、遠くに車の騒音が聞こえたりしますが、そこは平安時代の寺の隆盛時に造られた狛坂磨崖仏(写真)があることで有名で、白洲正子もエッセイ「かくれ里」で『聞きしに優る傑作』と書いています。わたしがここに来るのは2度目になりますが、高さ7m・幅約4mの花崗岩の巨石に大陸系の顔立ちの磨崖仏が刻まれている姿はやはり迫力があります。行きかえりには登山やサイクリングの楽しむ人にも出会え、このまま感染が収束してくれればと思いました。